◎2018年4月28日(土)
週休2日が当たり前の方には理解できないかもしれないが、この年齢で隔週休みとなると、ヒマな仕事をしてはいてもどうしても週末は疲れが残り、続きの休みの時には、土曜日は出歩くのが億劫で遅くまで寝ていたりしたくなってしまう。そんな単純明快なことを最近になってようやく知った。しかしこの3連休はありがたい。山は明日にでも行こうか。
今日は目覚ましもかけずに7時に起きた。いつもより一時間遅い起床だ。天気は良い。起きるなり、せいぜい近くにでもドライブがてらに出かけたくなった。地元・太田の芝桜はどうなっているのだろう。ネットで情報を見ると、市の広報に「今年度は播種エリアにおけるスイートアリッサム等の開花状況が芳しくないため駐車料金は無料となります。なお、芝桜エリアに関しては順次開花予定です」とあった。「順次開花」とはいっても、<おおた芝桜まつり>は6日で終了だ。何とも期待含みの表記だが、一週間の間に見頃にでもなるというのか。つまりは今年の咲きは良くないので、いつもなら徴収する駐車料金(つまりは=入園料だろう)はタダだということだけは事実だ。ちなみに「入園料」は元から無料。
タダに越したことはなく、地元の芝桜がどんなものかを見に行くことにしよう。これまで行ったことはない。今日は用事も何もない。一応、女房にお誘いの声をかけた。当然、行くとは言わないことはわかっている。声をかけたのは、後になってから「好き勝手なことばかりやっていて…」と責められたくないがためだ。予期していたように答えはNO。犬の散歩と洗濯を終え、朝食をとって出かける。開園は9時からだから余裕だ。
会場の太田北部運動公園(「八王子山公園」と名称を変えたようだが)に着いたのは9時。みんな、開花の状況は良くないことを知っているのか、スムーズに一番手前の駐車場に入れられたが、次々に車がやって来る。ではさっそく拝見しましょう。
(駐車場の脇で。これで一応は期待したのだが)
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(まぁ、こんなものだった)
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(赤い色づきだけは感じる)
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(むしろ、こちらや)
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(こちらを見ていた方が救われるといった感じ)
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(ポスターの写真とは大違い)
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(撮影の場所選びが大変だ)
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(一応…)
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(そしてアップで。くたびれているのもある)
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一昨日に見た羊山公園の芝桜の光景がどうしても頭から離れず、そのイメージとつい比較してしまう。比較の次元ではないのだが。むろん、中国語の会話は聞こえない。
(鯉のぼり。チビッ子用のイベントの準備中)
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(むしろ、こちらの方がきれいだったりして)
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ここで意外なことを知った。唐沢山の登山口が車道沿いにあった。かつて、こちらから歩こうとして、ヤブを漕いで撤退ということがあった。まだ北部運動公園もなく、今のようなハイキングコースが整備されていない頃の話だ。いずれここから歩いてみることにしよう。
(唐沢山ハイキングコースの入口)
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(金山か?)
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まぁ、いつもならこんなに見事な感じだろうと、最後のトイレの入口の壁に貼られたポスターを参考までに入れてみた。今日の状態との違いは歴然だ。それを撮っていたら、側にいたオバチャンに笑われた。
これで駐車代金を取られたら市民が怒るわねぇ。
(ポスター)
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これで終わりにしてさっさと帰宅するはずがない。自分の足で歩くわけではなく、足は車だ。次のプログラムはすでに用意してある。実は、明日は手軽そうな熊鷹山にでも行こうかと、ネットで記事検索をすると、ここ一週間の記事の中に「小平のカッコウソウ」が出ていた。おそらく、記事の目次に熊鷹山があっての更新だから出てきたのだろう。
自分には、「カッコウソウ=鳴神山」といったイメージしかなかったが、小平にも見られるスポットがあるのか。大間々奥の小平は好きなところだ。何せ、古の石碑や石仏が豊富にある。迷わずに予定の小平に向かう。
小平にはわけなく行けても、いったいどこでカッコウソウが見られるのかは知らず、とりあえず「小平の里」に車を置いて、中に入った。沢沿いの「湿性植物園」で見られるとばかりに思い、先に行くと、鍾乳洞入口になり、この先は入場料310円が必要だった。受付のオバチャンに、ここから植物園に行けるのかと聞くと、そうだと言う。そして、こちらはカメラを首にぶら下げているから早々に勘違いを悟ったらしい。
「カッコウソウですか?」と聞くのでそうだと答えると、植物園でも少しは見られるがと、おもむろに新聞記事を出し、この記事のカッコウソウならさらに車道先ですよと道順まで教えてくれた。ありがとうございます。
何ということはない。かつて来たことがある大杉の分岐を右(林道小平座間線)に入るようだ。分岐からしばらく行くと、駐車場(とはいっても10台くらいのスペースに石灰で線引きしているだけ)は満車。案内係のジイチャンに100m先に別の駐車場があるから、そちらに止めてくれと言われる。100mどころか400mくらいはあったが、ここも路肩駐車場で2台分空いていた。場所的には岩穴観音前の空地になっている。
林道を下ると、先の駐車場のこちら寄りに受付があり、見上げると、カッコウソウエリアは植林の中の狭い空間だ。芳名録とはいっても名前とアバウトな住所を記すだけだが、記帳して中に入る。入場料は無料。
(カッコウソウの「自生地」? はこの斜面)
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(クマガイソウというらしい)
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(点々とカッコウソウ)
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(カッコウソウ1)
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(カッコウソウ2)
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(カッコウソウ3)
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なるほど、これがカッコウソウか。いつか見てみたいとは思っていたが、こんな絶滅危惧種の花を鳴神山に行かずとも小平で見られただけでもラッキーだ。名前だけは残っても、姿、形はすぐに記憶から離れてしまうだろうが。
募金箱に寄付金を入れ、林道を駐車地に向かう。周囲に人はいない。ホトトギスや小鳥の鳴き声に沢のせせらぎが加わり、やはり春だなぁと、ここでようやく季節を実感する。
そのまま帰るのではもったいない。岩穴観音を見物し、後は定番の大杉、道端のツツジだか何だか知らない色鮮やかな花を見て、フィニッシュは浅原の百観音で締めた。
(岩穴観音で)
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(車を止めて1)
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(車を止めて2)
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(車を止めて3)
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(車を止めて4)
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(百観音)
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ドライブだか散歩だかはっきりしない今日の探索歩き。半日で終わったが、北関東の春爛漫の気分は十分に味わえた。
前記事に瀑泉さんからコメントをいただき、井戸湿原のアカヤシオが見頃らしい。お薦めをいただいた。井戸湿原、去年はすっかり肩透かしを喰らっていた。そのためか、井戸湿原の印象はムダ歩きをした感じがしてすこぶる悪い。気にはなるが、その気にはなれない。明日は課題の残る根本山に行き、ついでに熊鷹山か。アカヤシオに出会えればラッキーということで。
週休2日が当たり前の方には理解できないかもしれないが、この年齢で隔週休みとなると、ヒマな仕事をしてはいてもどうしても週末は疲れが残り、続きの休みの時には、土曜日は出歩くのが億劫で遅くまで寝ていたりしたくなってしまう。そんな単純明快なことを最近になってようやく知った。しかしこの3連休はありがたい。山は明日にでも行こうか。
今日は目覚ましもかけずに7時に起きた。いつもより一時間遅い起床だ。天気は良い。起きるなり、せいぜい近くにでもドライブがてらに出かけたくなった。地元・太田の芝桜はどうなっているのだろう。ネットで情報を見ると、市の広報に「今年度は播種エリアにおけるスイートアリッサム等の開花状況が芳しくないため駐車料金は無料となります。なお、芝桜エリアに関しては順次開花予定です」とあった。「順次開花」とはいっても、<おおた芝桜まつり>は6日で終了だ。何とも期待含みの表記だが、一週間の間に見頃にでもなるというのか。つまりは今年の咲きは良くないので、いつもなら徴収する駐車料金(つまりは=入園料だろう)はタダだということだけは事実だ。ちなみに「入園料」は元から無料。
タダに越したことはなく、地元の芝桜がどんなものかを見に行くことにしよう。これまで行ったことはない。今日は用事も何もない。一応、女房にお誘いの声をかけた。当然、行くとは言わないことはわかっている。声をかけたのは、後になってから「好き勝手なことばかりやっていて…」と責められたくないがためだ。予期していたように答えはNO。犬の散歩と洗濯を終え、朝食をとって出かける。開園は9時からだから余裕だ。
会場の太田北部運動公園(「八王子山公園」と名称を変えたようだが)に着いたのは9時。みんな、開花の状況は良くないことを知っているのか、スムーズに一番手前の駐車場に入れられたが、次々に車がやって来る。ではさっそく拝見しましょう。
(駐車場の脇で。これで一応は期待したのだが)

(まぁ、こんなものだった)

(赤い色づきだけは感じる)

(むしろ、こちらや)

(こちらを見ていた方が救われるといった感じ)

(ポスターの写真とは大違い)

(撮影の場所選びが大変だ)

(一応…)

(そしてアップで。くたびれているのもある)

一昨日に見た羊山公園の芝桜の光景がどうしても頭から離れず、そのイメージとつい比較してしまう。比較の次元ではないのだが。むろん、中国語の会話は聞こえない。
(鯉のぼり。チビッ子用のイベントの準備中)

(むしろ、こちらの方がきれいだったりして)

ここで意外なことを知った。唐沢山の登山口が車道沿いにあった。かつて、こちらから歩こうとして、ヤブを漕いで撤退ということがあった。まだ北部運動公園もなく、今のようなハイキングコースが整備されていない頃の話だ。いずれここから歩いてみることにしよう。
(唐沢山ハイキングコースの入口)

(金山か?)

まぁ、いつもならこんなに見事な感じだろうと、最後のトイレの入口の壁に貼られたポスターを参考までに入れてみた。今日の状態との違いは歴然だ。それを撮っていたら、側にいたオバチャンに笑われた。
これで駐車代金を取られたら市民が怒るわねぇ。
(ポスター)

これで終わりにしてさっさと帰宅するはずがない。自分の足で歩くわけではなく、足は車だ。次のプログラムはすでに用意してある。実は、明日は手軽そうな熊鷹山にでも行こうかと、ネットで記事検索をすると、ここ一週間の記事の中に「小平のカッコウソウ」が出ていた。おそらく、記事の目次に熊鷹山があっての更新だから出てきたのだろう。
自分には、「カッコウソウ=鳴神山」といったイメージしかなかったが、小平にも見られるスポットがあるのか。大間々奥の小平は好きなところだ。何せ、古の石碑や石仏が豊富にある。迷わずに予定の小平に向かう。
小平にはわけなく行けても、いったいどこでカッコウソウが見られるのかは知らず、とりあえず「小平の里」に車を置いて、中に入った。沢沿いの「湿性植物園」で見られるとばかりに思い、先に行くと、鍾乳洞入口になり、この先は入場料310円が必要だった。受付のオバチャンに、ここから植物園に行けるのかと聞くと、そうだと言う。そして、こちらはカメラを首にぶら下げているから早々に勘違いを悟ったらしい。
「カッコウソウですか?」と聞くのでそうだと答えると、植物園でも少しは見られるがと、おもむろに新聞記事を出し、この記事のカッコウソウならさらに車道先ですよと道順まで教えてくれた。ありがとうございます。
何ということはない。かつて来たことがある大杉の分岐を右(林道小平座間線)に入るようだ。分岐からしばらく行くと、駐車場(とはいっても10台くらいのスペースに石灰で線引きしているだけ)は満車。案内係のジイチャンに100m先に別の駐車場があるから、そちらに止めてくれと言われる。100mどころか400mくらいはあったが、ここも路肩駐車場で2台分空いていた。場所的には岩穴観音前の空地になっている。
林道を下ると、先の駐車場のこちら寄りに受付があり、見上げると、カッコウソウエリアは植林の中の狭い空間だ。芳名録とはいっても名前とアバウトな住所を記すだけだが、記帳して中に入る。入場料は無料。
(カッコウソウの「自生地」? はこの斜面)

(クマガイソウというらしい)

(点々とカッコウソウ)

(カッコウソウ1)

(カッコウソウ2)

(カッコウソウ3)

なるほど、これがカッコウソウか。いつか見てみたいとは思っていたが、こんな絶滅危惧種の花を鳴神山に行かずとも小平で見られただけでもラッキーだ。名前だけは残っても、姿、形はすぐに記憶から離れてしまうだろうが。
募金箱に寄付金を入れ、林道を駐車地に向かう。周囲に人はいない。ホトトギスや小鳥の鳴き声に沢のせせらぎが加わり、やはり春だなぁと、ここでようやく季節を実感する。
そのまま帰るのではもったいない。岩穴観音を見物し、後は定番の大杉、道端のツツジだか何だか知らない色鮮やかな花を見て、フィニッシュは浅原の百観音で締めた。
(岩穴観音で)

(車を止めて1)

(車を止めて2)

(車を止めて3)

(車を止めて4)

(百観音)

ドライブだか散歩だかはっきりしない今日の探索歩き。半日で終わったが、北関東の春爛漫の気分は十分に味わえた。
前記事に瀑泉さんからコメントをいただき、井戸湿原のアカヤシオが見頃らしい。お薦めをいただいた。井戸湿原、去年はすっかり肩透かしを喰らっていた。そのためか、井戸湿原の印象はムダ歩きをした感じがしてすこぶる悪い。気にはなるが、その気にはなれない。明日は課題の残る根本山に行き、ついでに熊鷹山か。アカヤシオに出会えればラッキーということで。