Quantcast
Channel: たそがれオヤジのクタクタ山ある記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 520

久しぶりの雪山だったのに、充実した気分にはまったくなれなかった横手山。

$
0
0
◎2021年5月2日(火)

 いきなりブログタイトルを補足する形になるが、車で往復5時間半もかけて出向き、歩いた時間は1時間もあったかどうか…という群馬百名山99番目の結果であった。きれいな雪の景色を眺められたし、別に裏切られの気分ではないのだが。
 ぶなじろうさんからのコメントで、横手山は女連れでボルシチを食べに行くレベルの山だと指摘をいただいていたが、そんな山なら、せめてチャツボミゴケ公園から芳ケ平湿原に出て、そこから渋峠を経て横手山を往復すれば、少なくともボルシチ山の気分は薄くなるだろうと、昨年の6月に行って楽しんだ芳ケ平のワタスゲの時季に合わせて行くつもりになっていたところ、23日に志賀草津道路の冬季閉鎖が解除されるのを知ると、いたたまれずに雪山歩きなら、これもまたボルシチのイメージも払拭できるだろうと、すぐにも行きたくなってしまった。ミーハー気分だが、例の雪の回廊を見てみたいとも思ったし。
 その間、漠然と残雪歩きを楽しむつもりでいたわけではなく、それなりに歩きの思考を巡らしていた。何年も使っていない山スキーを物置から出し、シールの状態をチェックしてあてがい、靴もしっかりと磨いたし、スノーシューを点検したりと、久しぶりのささやかな意気込みに楽しさもあった。スキーかスノーシューどっちにするかは現地の雪の情況を見て判断することにしたが、できればスキーをしたかった。
 前日には、車にスキーとスノーシューを積み込み、念のためにワカンを入れた。だが、結果としてはすべてムダなことだった。何ということはない。渋峠からスパイクもないただの長靴で往復しただけで終わってしまった。ボルシチこそ食べもせず、名物らしきパンを買いもしなかったが、やはり、ぶなじろうさんのコメントはさもありなんと納得することになった次第。今度、芳ケ平のワタスゲをまた見に行くとしたら、わざわざ渋峠まで行くことはしまい。
 そんなつまらない山行をウダウダと記しても仕方がないので、写真並べでさっと済ますことにする。別にガツガツしてもいないが、このコロナ禍で何となく目標にしてしまった群馬百名山。あと一山残っている。そこもまた長野県境の山。横手山からは距離も離れていず、どうせなら一遍で済ませたかったが、そちらへの県道開通は今月の半ば。群百も義務感に近いものになってしまい、さっさと済ませてしまいたい。ただ、その山の県境稜線には名のある山がいくつか続くから、先延ばしをしたとしても少しはおもしろい歩きは期待できそうだ。
 今回の横手山。スキーにしなかった理由はそれなりにある。渋峠の駐車場に車を置き、ゲレンデ周辺をうろついたら、腐っても鯛のプライド気分が出てしまい、こんなところを滑ったら、子供のソリ遊びと何ら変わりなく、むしろ恥ずかしくもなり、さりとて、スノーシューで登るほどの雪質でもない。何だ、これなら長靴で行けるじゃないかと、両方ともにただのお荷物になってしまった。登る時点ですでに意欲は低下していた。

(渋峠)


(横手山山頂は左上の方向らしい)


(念のためワカンを長靴に付けたら、バンドの調整もしなかったからすぐに外れてしまった。以降はザックに括り付けたままで、これもまたお荷物になった)


(こちらのゲレンデのリフトは動いていない)


(リフト下を上に歩いていくと、すぐに中間降り場になった)


(左に方向転換。ここまでもこの先も歩いた跡が続いていた)


(雲が低く立ちこめていて、風も強い。駐車場は0℃だったが、ここでの体感は-5℃はある)


(赤城山かと思うが。榛名だと言われれば、反論もできない方向音痴)


(本当にあっけなく着いた横手山山頂)


(山頂から笠ケ岳。あの山、かなり前に山頂を目前にして撤退している。理由は覚えていない)


(同じところを戻るのも何だし、賑やかそうな方に行ってみる。こちらに足跡はなかった)


(さっきのリフトの終点)


(反対の北西側のリフトは動いていて、スキー、スノボーで10人はいたか)


(ここでボルシチを食べて、パンを買えるらしい。外にスノボーがあるから営業中なのだろう。女連れでもないので入りはしなかった)


(ゲレンデを下る)


(こんなのが通るから、雪面はボコボコでかなり歩きづらい)


(あっさりと下ってしまった。ここが国道上の県境なのだろう)


(もう帰路のドライブ。芳ケ平を見下ろす)


(さっきも撮ったが、草津白根と浅間山)


(雪の壁。ここは駐停車禁止になっているから車内から。ひっきりなしに車が上がってくる)


 あまりに物足りないのでチャツボミゴケ公園に向かったが、途中から雪が雨に変わった。天気予報を確認すると、これからずっと雨予報になっていたので引き返した。帰路が何とも長かったことか。
 関越に入ると、下り線の渋川インターの出口は2キロ近い渋滞になっていた。自分も含め、すでに大方の人たちがコロナ慣れしてしまっている。翌日は富士山でもと思っていたが、中央道の車の流れをニュースで見て、連休中はもうどこにも出ないことにした。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 520

Trending Articles