◎2017年5月12日(金)
前日光ハイランドロッジ(7:52)……横根山……井戸湿原……象の鼻展望台……ロッジ(10:02)
井戸湿原のアカヤシオは絶品らしい。拙ブログにもコメントをいただいたことがある。この時期に井戸湿原を歩いたことはない。ネットで情報を探ると、5月5日に二分咲きだったようで、ここもまた例年よりも遅いようだ。一週間後の今日ではどうかとも思うが、気まぐれな花だ。見頃になっているかもしれない。午後から用事もあるので、アカヤシオ見物のみを目的にして行ってみることにした。2~3時間もあれば回れるだろう。
だが、お手軽歩きコースの出発点となる前日光ハイランドロッジまでが遠い。高速も使えず、自分の場合、足尾側から入ることになる。足尾の町の上を走りながら、行くのはやめにして、足尾のその辺でも歩こうかと頭をよぎる。でも3時間では無理か。地図なしで歩けるところといったらせいぜい備前楯山。これはパスだな。井戸湿原のアカヤシオを一度くらいは見ておかないとなぁ。
ロッジの駐車場には先行車2台。すでに人の気配はない。こちらもすぐに歩き出す。今日は地図もない。歩いたことはあるし、標識も豊富だ。横道に逸れる歩きはしない。それでいて荷物はいつも同じで、使うこともないお助けロープやら合羽、ヘッデン、薬類まで入ったままでいる。
(標識にしたがって)
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(横根山)
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早速、井戸湿原への標識が置かれている。何も考えずに歩ける。こういうのもたまには良い。古峰神社から登ったらこうもいかなくなる。標識はあってもロングで地図必携だ。
さて、先ずは横根山に向かっているが、茶系以外の色彩はない。樹にシロヤシオだのアブラツツジといった名札がぶら下がっていたりするが、芽は極めて小さい。設置された階段を迂回しながらすぐに横根山到着。三角点のみ撮って素通り。
湿原荘跡0.6km」の標識が気になった。何の施設だったのだろうか。ここは寄り道はしない。まずはアカヤシオだ。
(木道に出る)
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(水芭蕉か)
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(井戸湿原に出る)
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中継局の横を通過。相変わらず色のあるものを見ないままに木道になった。傍らに水芭蕉の葉らしきものが顔を出して群生している。シカ除けフェンスを開けて中に入る。
左に東屋、井戸湿原を見渡せるところに来たが、向こう側にピンクがちらりと見えるだけ。そんなことはないだろう。木道をまっすぐ行こうとしたが、2人連れが休んでいるので左に回る。
(アカヤシオ1)
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(アカヤシオ2。マイカメラではこれが限度)
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(アカヤシオ3。カメラでもよく見えんわ)
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何だ、やはり咲いているじゃないか。枯野にピンクの点々が見えている。結構咲いている。だが、ロープが廻らされていて中には入って行けない。どの程度の咲き具合かはとんとわからない。湿原の中でああなら、周辺に咲いていても当たり前。と普通は思う。
高台で写真撮っている方がいた。写真好きな方なのだろう。望遠レンズで撮っている。自分も近くで撮ったが、こちらは標準の一眼だ。アップにしたとて花はツブでしかない。気恥ずかしくもなり、先に行く。
しかしながら、ネット情報で知る井戸湿原のアカヤシオはまさに広く群生しているといった感じで、確かに見事だろうなと思えるが、遠くに見えているアカヤシオを見る限りは、何もここまでわざわざ来ることもなかったかなといった印象で、結局のところ、時期が早かったといったところだろう。とにかく、もっと間近に咲いているのを見たいものなのだが。
(これで終わりかねぇ)
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(侵入を試みるがフェンス)
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(一応、アップしてみたが)
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先に行くと、中に入れそうな感じのところがあった。歩きづらいところを越えて行くと、やはり網のフェンスでしっかりとガードされている。それでもフェンス先5mほどのところに見ることはできた。
(数日内に落ちるだろう)
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(五段の滝)
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五段の滝に向かう。大きな石の上に花びらが結構落ちている。見上げると、しおれた花を残したのがあった。これは終わりかけだ。花は先にも落ちていて、こちらはすでに花を残してもいない。
五段の滝に水量はなく、ただ眺めただけで戻る。三段にしか見えなかった。これを滝と言うのもなぁと思ったりもする。
(反対側から。その1)
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(反対側から。その2)
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対岸側に至っても、アカヤシオは湿原の中心部にあって遠い。ロープ寄りの株はツボミのままに、むしろ、それがじゃまになって、中のアカヤシオがよく見えない状態になっている。むろん柵外にアカヤシオの存在はない。
(こんなのや)
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(こんなのや)
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(こんなのは間近に撮れるのだが、こんなのを撮ってもなぁ)
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軽く周回してしまった。結局、間近にアカヤシオを愛でることは叶わなかった。遠巻きに眺め、中が満開だったのかもわからずのまま。いつもなら、木道のそばにまで咲いていて楽しむことができるのかもしれないが、今日のところは小田代ヶ原の貴婦人を見るような具合だった。まだ一週間先かもなぁ。またタイミングがずれてしまった。
(もう帰りますよ)
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もう帰るかと、象の鼻に向かう。途中、また「湿原荘跡」の標識を見た。そちらに向かった。何かの建屋の跡らしきところには気づかずに元のコースに戻ってしまった。
(仏岩)
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(象の鼻)
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(展望台から)
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仏岩を見て象の鼻展望台に着く。霞んでいて、赤城山はおろか男体山も見えない。近くのベンチに座って、おにぎりを食べて一服する。平日とはいえ、人出が多いようで、ハイカーが車道伝いに次々に上がって来る。
砂利道を歩いていくと、背後で等間隔に歩いてくるオッチャンがいた。早いとこ追い越してくれないかなと思ったが、相変わらずにヒタヒタと足並みが揃っている。ようやくコンニチワと声をかけられほっとしたが、追い越しはせずに話しかけられた。
この館林のオッチャン、これから夕日岳に行くとのこと。お元気だねぇ。直登ルートを聞かれ、口で説明するのももどかしく、携帯に入れた地図で説明した。わかりやすい、大滝から尾根伝いに行かれたらどうかと案内する。道はあるのかと聞かれた。これでは無理でしょう。まして地図も持っていないとのこと。そういう場合は、地蔵岳を経由して行くしかないだろうと、古峰神社からの一般ルートを説明する。ご当人は行者岳経由で行きたいようだったが、夕日岳目的ならきつい歩きになる。足利の山を専門に歩いているとのこと。あるいは、でんさんあたりとお知り合いかも。先週の大小山のヤマツツジはきれいだったとか。
(駐車地に着く)
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2時間の長めの散歩だったが、何だか疲れた。ロッジの駐車場にはもう20台近い車があった。皆さん、アカヤシオを楽しみに来たのだろう。
(古峰神社で。その1)
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(その2)
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帰路は、用事の都合で古峰神社経由にする。県道に出る途中、路肩に車を止めて写真を撮っている人が随分といたが、あれは何を撮っているのか。来る際にも同じところで3人ほど撮影していた。
途中の地蔵岳の登山口には、しっかりとさっきのオッサンの車が置かれていた。冗談かなと思ったが本気だったらしい。20人くらいの団体さんが歩いて来る。地蔵岳に行くのだろうが、10時半では歩き出しが遅いのではないだろうか。
前日光ハイランドロッジ(7:52)……横根山……井戸湿原……象の鼻展望台……ロッジ(10:02)
井戸湿原のアカヤシオは絶品らしい。拙ブログにもコメントをいただいたことがある。この時期に井戸湿原を歩いたことはない。ネットで情報を探ると、5月5日に二分咲きだったようで、ここもまた例年よりも遅いようだ。一週間後の今日ではどうかとも思うが、気まぐれな花だ。見頃になっているかもしれない。午後から用事もあるので、アカヤシオ見物のみを目的にして行ってみることにした。2~3時間もあれば回れるだろう。
だが、お手軽歩きコースの出発点となる前日光ハイランドロッジまでが遠い。高速も使えず、自分の場合、足尾側から入ることになる。足尾の町の上を走りながら、行くのはやめにして、足尾のその辺でも歩こうかと頭をよぎる。でも3時間では無理か。地図なしで歩けるところといったらせいぜい備前楯山。これはパスだな。井戸湿原のアカヤシオを一度くらいは見ておかないとなぁ。
ロッジの駐車場には先行車2台。すでに人の気配はない。こちらもすぐに歩き出す。今日は地図もない。歩いたことはあるし、標識も豊富だ。横道に逸れる歩きはしない。それでいて荷物はいつも同じで、使うこともないお助けロープやら合羽、ヘッデン、薬類まで入ったままでいる。
(標識にしたがって)

(横根山)

早速、井戸湿原への標識が置かれている。何も考えずに歩ける。こういうのもたまには良い。古峰神社から登ったらこうもいかなくなる。標識はあってもロングで地図必携だ。
さて、先ずは横根山に向かっているが、茶系以外の色彩はない。樹にシロヤシオだのアブラツツジといった名札がぶら下がっていたりするが、芽は極めて小さい。設置された階段を迂回しながらすぐに横根山到着。三角点のみ撮って素通り。
湿原荘跡0.6km」の標識が気になった。何の施設だったのだろうか。ここは寄り道はしない。まずはアカヤシオだ。
(木道に出る)

(水芭蕉か)

(井戸湿原に出る)

中継局の横を通過。相変わらず色のあるものを見ないままに木道になった。傍らに水芭蕉の葉らしきものが顔を出して群生している。シカ除けフェンスを開けて中に入る。
左に東屋、井戸湿原を見渡せるところに来たが、向こう側にピンクがちらりと見えるだけ。そんなことはないだろう。木道をまっすぐ行こうとしたが、2人連れが休んでいるので左に回る。
(アカヤシオ1)

(アカヤシオ2。マイカメラではこれが限度)

(アカヤシオ3。カメラでもよく見えんわ)

何だ、やはり咲いているじゃないか。枯野にピンクの点々が見えている。結構咲いている。だが、ロープが廻らされていて中には入って行けない。どの程度の咲き具合かはとんとわからない。湿原の中でああなら、周辺に咲いていても当たり前。と普通は思う。
高台で写真撮っている方がいた。写真好きな方なのだろう。望遠レンズで撮っている。自分も近くで撮ったが、こちらは標準の一眼だ。アップにしたとて花はツブでしかない。気恥ずかしくもなり、先に行く。
しかしながら、ネット情報で知る井戸湿原のアカヤシオはまさに広く群生しているといった感じで、確かに見事だろうなと思えるが、遠くに見えているアカヤシオを見る限りは、何もここまでわざわざ来ることもなかったかなといった印象で、結局のところ、時期が早かったといったところだろう。とにかく、もっと間近に咲いているのを見たいものなのだが。
(これで終わりかねぇ)

(侵入を試みるがフェンス)

(一応、アップしてみたが)

先に行くと、中に入れそうな感じのところがあった。歩きづらいところを越えて行くと、やはり網のフェンスでしっかりとガードされている。それでもフェンス先5mほどのところに見ることはできた。
(数日内に落ちるだろう)

(五段の滝)

五段の滝に向かう。大きな石の上に花びらが結構落ちている。見上げると、しおれた花を残したのがあった。これは終わりかけだ。花は先にも落ちていて、こちらはすでに花を残してもいない。
五段の滝に水量はなく、ただ眺めただけで戻る。三段にしか見えなかった。これを滝と言うのもなぁと思ったりもする。
(反対側から。その1)

(反対側から。その2)

対岸側に至っても、アカヤシオは湿原の中心部にあって遠い。ロープ寄りの株はツボミのままに、むしろ、それがじゃまになって、中のアカヤシオがよく見えない状態になっている。むろん柵外にアカヤシオの存在はない。
(こんなのや)

(こんなのや)

(こんなのは間近に撮れるのだが、こんなのを撮ってもなぁ)

軽く周回してしまった。結局、間近にアカヤシオを愛でることは叶わなかった。遠巻きに眺め、中が満開だったのかもわからずのまま。いつもなら、木道のそばにまで咲いていて楽しむことができるのかもしれないが、今日のところは小田代ヶ原の貴婦人を見るような具合だった。まだ一週間先かもなぁ。またタイミングがずれてしまった。
(もう帰りますよ)

もう帰るかと、象の鼻に向かう。途中、また「湿原荘跡」の標識を見た。そちらに向かった。何かの建屋の跡らしきところには気づかずに元のコースに戻ってしまった。
(仏岩)

(象の鼻)

(展望台から)

仏岩を見て象の鼻展望台に着く。霞んでいて、赤城山はおろか男体山も見えない。近くのベンチに座って、おにぎりを食べて一服する。平日とはいえ、人出が多いようで、ハイカーが車道伝いに次々に上がって来る。
砂利道を歩いていくと、背後で等間隔に歩いてくるオッチャンがいた。早いとこ追い越してくれないかなと思ったが、相変わらずにヒタヒタと足並みが揃っている。ようやくコンニチワと声をかけられほっとしたが、追い越しはせずに話しかけられた。
この館林のオッチャン、これから夕日岳に行くとのこと。お元気だねぇ。直登ルートを聞かれ、口で説明するのももどかしく、携帯に入れた地図で説明した。わかりやすい、大滝から尾根伝いに行かれたらどうかと案内する。道はあるのかと聞かれた。これでは無理でしょう。まして地図も持っていないとのこと。そういう場合は、地蔵岳を経由して行くしかないだろうと、古峰神社からの一般ルートを説明する。ご当人は行者岳経由で行きたいようだったが、夕日岳目的ならきつい歩きになる。足利の山を専門に歩いているとのこと。あるいは、でんさんあたりとお知り合いかも。先週の大小山のヤマツツジはきれいだったとか。
(駐車地に着く)

2時間の長めの散歩だったが、何だか疲れた。ロッジの駐車場にはもう20台近い車があった。皆さん、アカヤシオを楽しみに来たのだろう。
(古峰神社で。その1)

(その2)

帰路は、用事の都合で古峰神社経由にする。県道に出る途中、路肩に車を止めて写真を撮っている人が随分といたが、あれは何を撮っているのか。来る際にも同じところで3人ほど撮影していた。
途中の地蔵岳の登山口には、しっかりとさっきのオッサンの車が置かれていた。冗談かなと思ったが本気だったらしい。20人くらいの団体さんが歩いて来る。地蔵岳に行くのだろうが、10時半では歩き出しが遅いのではないだろうか。