◎2015年9月20日(日)
朝早く前橋まで家族を送って行った。そのまま家に帰ったのでは何とももったいなく、かねてから見ておきたかった赤城山の滝見物に行くことにした。
前橋から「おおざる山乃家」までナビをセットする。今日の滝見の予定は、大猿の滝、乙女の滝、旭の滝の三滝。これに不動大滝でも加えれば完璧なのだが、昨日の不慣れな地下足袋歩きのせいか、どうもふくらはぎが筋肉痛になっている。ここは数を稼ごうと、不動大滝はいずれの機会ということにする。
昨日の足尾の沢の水量は多かった。赤城山とて近くだし同じだろう。少しは見ごたえのある滝になっているかもしれない。
おかしなナビ案内になっていた。後でわかったことだが、ナビ地図に広域農道から山乃家まで直通する道路は記載されていなかった。よほど古い地図なのだろう。
そのため、狭い道を滝沢温泉を経由しての道のりになってしまった。前不動尊の前を通過。この時点で不動大滝に切りかえようかとも思ったが、ここまで、舗装された道とはいえ、狭いうえにカーブが続き、周囲の草木が覆いかぶさっている。この先も同様だろう。まだ時間が早いからいいが、いずれ対向車も来るだろう。これではまったく落ち着かず、そのまま山乃家に向かった。
やはり、対向車2台とすれ違ったが、運よく路肩の広いところだったために、山乃家に難なく行き着くことができた。
(鳥居の前の駐車場に置く)
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(大猿川)
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(標識)
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(林道歩き)
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スパ長を履いて出発。車が3台。赤城山登山だろうか。周囲に人の気配はない。大猿川に向かう。沢沿いに遊歩道のような小道が続く。上流は堰堤が続いている。さっさと沢に下りたかったが、これでは障害も多い。
堰堤もそろそろ終わりだろうかと、沢に出る。沢を遡上するつもりでいる。ちょっとジャボジャボしたが、堰堤はまだ続いていて、ヤブをこいで林道に戻る。
えらく暑い。風もない。すぐに汗が流れてきた。犬連れの散歩が下って来た。今日出会った唯一の方だ。やがて古ぼけた滝の標識が出てくる。林道終点で改めて沢に出る。
(沢を渡る)
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(植林の中)
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(最初の滝)
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(これを記す直前まで大猿の滝と思い込んでいた)
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沢を渡って、張られたロープ伝いに植林の中を歩いて行くと、左手に滝が見えてきた。これが大猿の滝か。何だ、それほど水が多いわけでもないし、名前を付けるほどの滝でもないなとさえ思った。それはあたり前。これは大猿の滝ではないのだ。
この記事を書き出し、他の方の記録を見ては、何か違和感をおぼえた。調べると、自分がここで思い込んだ大猿の滝は乙女の滝の手前ではなく、さらに奥にある滝だ。つまり、大猿の滝は見て来なかったのである。思い込みの大失態。根底には、赤城の滝はこんなものといったなめた思いがある。
滝違いのことをこの時点で気づいてはいない。大猿の滝のつもりで眺めている。
(乙女の滝が覗いている)
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(乙女の滝)
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(ほとばしっている)
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(いやらしい目で見れば、形状も「乙女」かも)
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(横から)
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滝の脇にアルミのハシゴがあったが、別にこれを使わずに越えられる。沢に入り、ちょっと行くとまた滝。これが乙女の滝。中段から水がほとばしっている。ここには「乙女の滝」の看板があった。そういえば、さっきの滝には「大猿の滝」の看板がなかったなぁ。
何で「乙女」と名付けたのか。じっと見ていると一目瞭然だ。ほとばしりは噴水状になっている。小学生の頃、オシッコ飛ばしというのをよくやった。学校のトイレで、上に勢いよく飛ばす。すごいのになると、正面の窓枠を超えた高さにまで達していた。中には、自分のをかぶっているドジもいた。
これが恥じらいの乙女ならできないだろうが、普通の少女ならできなくもない。少年ですらやったのだから。年季の入ったババジジでは無理なこと。
(さらに上に行ったみた)
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(ナメになっていたり)
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(小滝もいくつかある)
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(せいぜいここまでか)
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(もう一つ)
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(見るべきものはこの先ないとみてここで切り上げ。実は……だったが)
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(これが長かったらなぁ)
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いいものを見たと思いながら、やけにあっさりだなと上流を沢伝いに歩いてみる。ナメのところがあったり、小滝がいくつかある。10分も歩かずに飽きた。退屈な沢だ。このまま遡上すれば、やがては長七郎山への登山道に出るのだろう。今日はそこまでやる気はまったくない。
(駐車場に戻る。じわりと暑い)
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大猿の滝と乙女の滝も見たことだし、下るとするか。この時点どころか、これを記す寸前まで、本物の大猿の滝はもうちょい行けば見られたということをわかっていない。
乙女の滝と、信じ込みの大猿の滝を改めて見て、沢を下って林道に出る。暑くてどうしようもないが、ようやく風が出てきて、汗ばんだ身体がスースーする。
(旭の滝入口)
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(これは渡らずに沢に入った)
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(すぐに旭の滝が見えてきた)
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(旭の滝)
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(今日はこれで終わり)
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新里に向けて車を走らせる。周囲の標識を気にしながら運転した。ここでナビ地図が出て来ないことに気づいた。林道の分岐に「旭の滝」の看板を見つけた。分岐を少し下ると、ガードの切れ目に旭の滝の標識。車をしばらくバックさせて、路肩に駐車する。
沢まで下りの階段が続いていた。この階段、段の間がえぐれていて、段に足を乗せないと歩けない。やたらと滑る。こんなのは取っ払った方がいい。
沢には木を3本寄せた橋が架かっていたが、そのまま沢を歩く。先には旭の滝がすでに見えている。あっさりと到着。失礼ながら普通の滝だ。特に特徴はない。イオンたっぷりといった感じには程遠いか。
駐車地に戻る。この時には、不動大滝は改めて見に来ようと思っていたが、今は、大猿の滝が凍り付くことがあるのかどうかは知らないが、その時期に来てみようと思っている。何とも情けない話だ。
朝早く前橋まで家族を送って行った。そのまま家に帰ったのでは何とももったいなく、かねてから見ておきたかった赤城山の滝見物に行くことにした。
前橋から「おおざる山乃家」までナビをセットする。今日の滝見の予定は、大猿の滝、乙女の滝、旭の滝の三滝。これに不動大滝でも加えれば完璧なのだが、昨日の不慣れな地下足袋歩きのせいか、どうもふくらはぎが筋肉痛になっている。ここは数を稼ごうと、不動大滝はいずれの機会ということにする。
昨日の足尾の沢の水量は多かった。赤城山とて近くだし同じだろう。少しは見ごたえのある滝になっているかもしれない。
おかしなナビ案内になっていた。後でわかったことだが、ナビ地図に広域農道から山乃家まで直通する道路は記載されていなかった。よほど古い地図なのだろう。
そのため、狭い道を滝沢温泉を経由しての道のりになってしまった。前不動尊の前を通過。この時点で不動大滝に切りかえようかとも思ったが、ここまで、舗装された道とはいえ、狭いうえにカーブが続き、周囲の草木が覆いかぶさっている。この先も同様だろう。まだ時間が早いからいいが、いずれ対向車も来るだろう。これではまったく落ち着かず、そのまま山乃家に向かった。
やはり、対向車2台とすれ違ったが、運よく路肩の広いところだったために、山乃家に難なく行き着くことができた。
(鳥居の前の駐車場に置く)

(大猿川)

(標識)

(林道歩き)

スパ長を履いて出発。車が3台。赤城山登山だろうか。周囲に人の気配はない。大猿川に向かう。沢沿いに遊歩道のような小道が続く。上流は堰堤が続いている。さっさと沢に下りたかったが、これでは障害も多い。
堰堤もそろそろ終わりだろうかと、沢に出る。沢を遡上するつもりでいる。ちょっとジャボジャボしたが、堰堤はまだ続いていて、ヤブをこいで林道に戻る。
えらく暑い。風もない。すぐに汗が流れてきた。犬連れの散歩が下って来た。今日出会った唯一の方だ。やがて古ぼけた滝の標識が出てくる。林道終点で改めて沢に出る。
(沢を渡る)

(植林の中)

(最初の滝)

(これを記す直前まで大猿の滝と思い込んでいた)

沢を渡って、張られたロープ伝いに植林の中を歩いて行くと、左手に滝が見えてきた。これが大猿の滝か。何だ、それほど水が多いわけでもないし、名前を付けるほどの滝でもないなとさえ思った。それはあたり前。これは大猿の滝ではないのだ。
この記事を書き出し、他の方の記録を見ては、何か違和感をおぼえた。調べると、自分がここで思い込んだ大猿の滝は乙女の滝の手前ではなく、さらに奥にある滝だ。つまり、大猿の滝は見て来なかったのである。思い込みの大失態。根底には、赤城の滝はこんなものといったなめた思いがある。
滝違いのことをこの時点で気づいてはいない。大猿の滝のつもりで眺めている。
(乙女の滝が覗いている)

(乙女の滝)

(ほとばしっている)

(いやらしい目で見れば、形状も「乙女」かも)

(横から)

滝の脇にアルミのハシゴがあったが、別にこれを使わずに越えられる。沢に入り、ちょっと行くとまた滝。これが乙女の滝。中段から水がほとばしっている。ここには「乙女の滝」の看板があった。そういえば、さっきの滝には「大猿の滝」の看板がなかったなぁ。
何で「乙女」と名付けたのか。じっと見ていると一目瞭然だ。ほとばしりは噴水状になっている。小学生の頃、オシッコ飛ばしというのをよくやった。学校のトイレで、上に勢いよく飛ばす。すごいのになると、正面の窓枠を超えた高さにまで達していた。中には、自分のをかぶっているドジもいた。
これが恥じらいの乙女ならできないだろうが、普通の少女ならできなくもない。少年ですらやったのだから。年季の入ったババジジでは無理なこと。
(さらに上に行ったみた)

(ナメになっていたり)

(小滝もいくつかある)

(せいぜいここまでか)

(もう一つ)

(見るべきものはこの先ないとみてここで切り上げ。実は……だったが)

(これが長かったらなぁ)

いいものを見たと思いながら、やけにあっさりだなと上流を沢伝いに歩いてみる。ナメのところがあったり、小滝がいくつかある。10分も歩かずに飽きた。退屈な沢だ。このまま遡上すれば、やがては長七郎山への登山道に出るのだろう。今日はそこまでやる気はまったくない。
(駐車場に戻る。じわりと暑い)

大猿の滝と乙女の滝も見たことだし、下るとするか。この時点どころか、これを記す寸前まで、本物の大猿の滝はもうちょい行けば見られたということをわかっていない。
乙女の滝と、信じ込みの大猿の滝を改めて見て、沢を下って林道に出る。暑くてどうしようもないが、ようやく風が出てきて、汗ばんだ身体がスースーする。
(旭の滝入口)

(これは渡らずに沢に入った)

(すぐに旭の滝が見えてきた)

(旭の滝)

(今日はこれで終わり)

新里に向けて車を走らせる。周囲の標識を気にしながら運転した。ここでナビ地図が出て来ないことに気づいた。林道の分岐に「旭の滝」の看板を見つけた。分岐を少し下ると、ガードの切れ目に旭の滝の標識。車をしばらくバックさせて、路肩に駐車する。
沢まで下りの階段が続いていた。この階段、段の間がえぐれていて、段に足を乗せないと歩けない。やたらと滑る。こんなのは取っ払った方がいい。
沢には木を3本寄せた橋が架かっていたが、そのまま沢を歩く。先には旭の滝がすでに見えている。あっさりと到着。失礼ながら普通の滝だ。特に特徴はない。イオンたっぷりといった感じには程遠いか。
駐車地に戻る。この時には、不動大滝は改めて見に来ようと思っていたが、今は、大猿の滝が凍り付くことがあるのかどうかは知らないが、その時期に来てみようと思っている。何とも情けない話だ。